人口30人の島が「生活誌」を発行。

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人口30人の島が「生活誌」 沖縄・大神島、「祈り」の歴史や文化、詳細に記録

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-435264.html

 沖縄県宮古島市の小規模離島、大神島の自治会が島の歴史や伝統文化などを記録した生活誌「ウプシ」を出版した。高齢化により現在の世帯数は15、人口は約30人しかおらず、存続の危機にひんしている大神島で初の生活誌だ。島内外の人たちが島の将来を案じ、足かけ5年を費やして長老から聞き取り調査を実施した。これまで内容がほとんど知られていなかった秘祭・祖神祭(ウヤガン)の様子などが記されている。

28日、大神島離島振興コミュニティーセンターで出版祝賀会が開かれ、島内外から約50人が集まった。大神自治会の久貝愛子会長は「立派な記念誌ができて感謝でいっぱいだ。後輩へ伝えていきたい」と語った。

大神島は宮古島の北東約4キロに位置する。宮古島周辺離島の中で唯一、架橋されておらず、島尻港からの定期船が生活の足だ。ウヤガンなどの祭祀(さいし)に代表される「祈りの島」としても知られる。人が住み始めて約200年とされる島は、秘祭があるため外部の研究者による調査を拒んできた。島の歴史の継承は住民間の口承が中心だった。

生活誌にはウヤガンの様子が詳細に記されているほか、神事の際に歌われるアーグ(神歌)の「うふぷなかの歌」が初めて活字で記されている。

「ウプシ」は島の言葉で大岩のこと。港の防波堤横にあり、大神島へ船で渡る際の目印となっていた。島で最高齢の狩俣英吉さん(91)は「本物のウプシみたいに、島の目印になるように大切にしないといけない」と顔をほころばせた。

生活誌は大神島の歴史や生活、人生の行事、祭祀などを項目ごとに記録。全127ページ。1冊千円(税込み)。問い合わせは「おぷゆう食堂」(電話)080(1726)8698。

2017年1月29日 08:30 琉球新報

地域の仕事をする中で、地域住民が自分たちの習わしを外に出すのを拒むケースもある。
この大神島も長年外部の研究者を拒み続けて、記録は残さず、口伝えのみで伝承をしてきた祭事が、
今回、初めて記録されたと言うことですが、ここへのプロセスに興味があるんですよねー。

今まで拒んできたのを受け入れるには様々な要因があるわけですよね。

例えば、まとめ役の人。
今回は

島内外の人たちが島の将来を案じ、足かけ5年を費やして長老から聞き取り調査を実施した。

とあるわけです。

1、島のまとめ役の人(区長とか)がやろうと言った。
2、島の長老がやろうと言った。
3、行政がやろうと言った。
4、島外の人がやろうと言った。
こんな感じだと思うんですよね。

田舎の方に行くと、「区長が言うからやろう」というのは結構あり得るわけです。
だから区長が理解力がある地域は全国どこでも新しいことをやりやすかったりするんですよね。
都会ではそこまでのつながりが考えられないのも田舎らしさ。

次に住民の危機感

けど、住民って伝統を残したいって思ったり思わなかったりなんですよね。
文化的価値があると言っても、それが伝わらなかったり・・・
そう思うとそもそも文化的価値って・・・と考えてしまいますが。。。

長年、外の目が入るのを拒んでいたのに、なぜそれを受け入れるようになったか。

地域に入るときのヒントが隠されているように感じました。

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